こんにちは。うにぺこです。
新年度も始まり、4月も終わりにさしかかってきましたね。
「念願の看護師になったけど、もう辞めたい!」「こんなはずじゃなかったよ!」「なんでこんなにしんどいの?」
この春、看護師になって臨床にデビューされた看護師さんたち。すでにこのようなことを感じていませんか?きちんと休めていますか?
看護学生の時とは、また違った大変さ、つらさがありますよね。看護師というお仕事に、夢を抱いていた方こそ、理想と現実のギャップに悩むことも多いことと思います。
しかし、看護師とは、さまざまな意味で良い仕事です。どうか今は辞めないで、なんとか耐え抜いてほしい、、、!率直に、1年目看護師さんたちを、心から応援したいと思っています!
私はフルタイム看護師を辞めて、この春から専業主婦をしています。急性期病院、透析病院、訪問看護と経験してきました。
看護師になった11年前、私も同じように「もう辞めたい!」「こんなはずじゃなかった!」と思っていました。ただ、あの時辞めないで良かったと、心から思っています。
今回は、看護師を辞めたい!と思う1年目看護師さんに向けて、
- 看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その1:尊い仕事なんだと自信をもって!
- 看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その2:人間関係に悩んだら、自分を守ろう!
- 看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その3:働ける場所がたくさんあるよ!
この3つのメッセージを、送りたいと思います。
この記事を読むことで、やっぱりもう少し頑張ってみようかな!そんなに悩まなくていいんだ!と思っていただけること、間違いなし!です。
看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その1:尊い仕事なんだと自信をもって!
看護師とは、患者の療養上の世話、診療の補助、この2つの独占業務ができる職業である。
学生時代、そのように習いましたよね。
ただ、実際に臨床に出てみると、その業務量の多さに驚くことと思います。
- 入院中の患者さんの清潔・排泄ケア
- 点滴や内服のお薬の管理
- 食事の介助、経管栄養
- 検査や手術出し、お迎え
- 各勤務帯への申し送り
- 緊急入院の対応
- 医師への指示確認や報告、多職種との連携
休憩時間もとれないくらい忙しいし、残業も当たり前、、。夜勤もしんどい、、。こんななずじゃなかった!つい、そんな風に感じてしまいますよね。(´;ω;`)
しかし、もう少し仕事を続けていくと、「自分のペース」というものが、できあがってきます。
業務量の多さについては、各現場で常に問題にあがっていることです。病院によっては、「固定チームナーシング(看護配置はそれぞれの病院による)」「PNS(パートナー・ナーシング・システム)」など、業務が円滑に、安全に行えるように、それぞれの看護方式をとっています。
最初から一人でできる人なんていません。できなくて当たり前。困ったときは、すぐに上長(先輩看護師や、主任補佐など)に相談をしましょう!
また、業務の大半は、患者さんとの関わりになってきます。お互いに人と人ですから、感謝の言葉をいただくだけでなく、怒りを向けられることもあるかもしれません。ただこれも、うまくいかなくて当たり前なのです。
1年目看護師さんが、患者さんに必死に向き合い対応している姿は、患者さんたちが必ず見てくれています。
私たちの言動は、良くも悪くも、必ずどこかで見られています。
「あの時看護師さんがこうアドバイスしてくれた」「優しく体を拭いてくれた」「点滴をとるのが上手だった」そんな1つ1つの場面。私たち看護師からすると、業務の1つかもしれませんが、患者さんたちにとっては、ずっと心に残るものなのです。
これが命の現場なのだと、私は看護師12年目の今になり、良くわかるようになりました。
命を守る現場で活躍できる、この尊いお仕事。この仕事を選び、資格を取ったあなたは、本当に素敵!自分に自信をもって、今日も出勤してほしいのです。(^^♪
看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その2:人間関係に悩んだら、自分を守ろう!
看護師を辞めたいと思う、理由の上位にあがってくること。それは人間関係もあるのではないでしょうか?
看護師の働く現場は、さまざまな職種が働いています。「報告・連絡・相談、ほうれんそうを怠らないこと!!」と、学生時代、教員よりこっぴどく言われた記憶があります。(笑)
命を守る大事な現場だからこそ、密なコミュニケーションが必要であり、かつ、対人関係におけるストレスは高い職業だとも言えます。
さまざまな人が働いていれば、もちろん自分とは合わない人もいるのです。
また看護師の働く現場は、やはり女性が多いというのも現実。女性同士特有の問題が、どうにもこうにも無くならないんですよね。時代の変化によっても、上下関係のとらえ方が偏っている人もいる。という問題もあるかもしれません。
私も1年目看護師時代には、「新人なのに休み希望書くなんて、ありえないよね~」「ほんとゆとり世代だよね」などと、言われたことがありました。今の世の中でこんなことを言ったら、一発アウトーーー!!(笑)
ずっと努力してやっと看護師になれたのに、こんな理不尽なことを言われたら、悔しいですよね。私自身、人間関係に悩んで涙を流したこともしばしば。当時の私の場合は、即座に看護師長に訴えました。
おかしいなと思うときは、一人でのみ込む必要はありません。現代では、職場におけるハラスメント問題について、よりシビアになっています。人間関係に悩んだら、プリセプターの先輩看護師でも、その他の看護師でも、誰でもいいので信頼できる人を頼りましょう。それはチクりではありません。大事な自分を守ることなのです。
もう一ついえることは、その苦手な相手と一生な一緒であるわけではないのです。所詮は他人!気にしない!と割り切ることも大事。
正義感をもって毎日努めていれば、みんな敵じゃない、味方してくれる人がこんなにいる。そう気づくことができるはずですよ。
看護師を辞めたい1年目看護師へのメッセージ その3:働ける場所がたくさんあるよ!
今の現場がつらいと感じたとき、もちろん乗り越えるべき壁なのかもしれません。
しかし、本当にその職場が合っていない可能性もありますよね。
多くの1年目看護師さんたちは、病棟での勤務からスタートになると思います。そこで、できる限りの基本的看護技術を習得し、いろんな科の患者さんと関わることがとても重要だと、私も思います。ただ、心身を壊してしまっては、本末転倒。
もし、今の環境がとてもつらい。そう思った時できることとしては、
- 違う病棟に異動してみる
- 転職を考える
この2つがよいかと思います。
まずおすすめなのは、違う病棟に異動してみること。同じ病院内であれば、物品の配置、検査室などの環境面も同様ですし、今日まで頑張って覚えたことを活かせます。病棟ごとに細かいルールは異なるかもしれませんが、家から通う場所も同じですし、ストレスは最小限ですよね。また、今までの病棟とは違った科の病棟に行くわけですから、疾病・看護においてたくさんの学びを得られるはずです。
どうしてもこの病院にはもう行きたくない!と思った時には(私も最初の病院は3年で去りましたし笑)、転職も検討しましょう。
看護師経験の浅いうちは、先述したように病棟勤務がおすすめですが、看護師の働ける場所は、さまざまです。クリニック、健診センター、訪問看護ステーション、デイサービスなど、、、。場所によっては、「病棟3年勤務必須」など、求人条件があることもありますので、注意しましょう。
私の友人にも、病棟看護師を比較的早くに辞めて、内科系クリニックに勤めたり、美容系クリニック、他にも治験会社に転職、といった人もいます。全員が看護師の知識と技術を持ち、さまざまな場所で活躍しているのです。
看護師最大のメリットだと思っていることは、働ける場所がたくさんあることだと思います。
この高齢化社会、とても重要なお仕事です。いつでも求人情報が多く目にとまりますよね。本当にありがたいことです。
現在私もフルタイム看護師を辞めて、専業主婦となっています。子どもたちの成長をみて、ライフスタイルに合わせて看護師復帰をしたいと思っています。このように、ライフスタイルに合わせた選択をしやすい、というのも、この仕事のメリットです。
看護師を辞めたい!とは、1年目看護師ならみんな思うこと
厳しい現場に入ってきてくれた、1年目看護師の皆さん。
私はこの世界に来てくれたことに、心から感謝と尊敬の気持ちをもっています。また、辞めたい!と思うのはあなただけではなく、みんな思うこと!一人で悩まず、どうか周りの人を頼って、乗り越えていってほしいなと、願っています。
あなたが心から楽しく働き、活躍できる場所は、ここだけではないのかもしれません。他にもあるのかもしれません。ただ、今すぐ動くべきなのかは、よくよく考え選択をしなければなりません。
私自身、転職の経験が何度かあります。大きく後悔したことはありませんが、もう少し前職場で頑張っていた方がよかったかな?と、学びを得るたびに感じることもありました。キャリアを築いていくって、難しいですね。
あなたを必要としている場所はたくさんあるので、安心して今日の看護のお仕事に励んでほしいと思います。(^^)/
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